先月フランスで競馬界最高賞峰の「凱旋門賞」に日本からオルフェーブル(牡4歳)が出走し、1番人気に応えられなく惜しくもゴール前フランスのソレミア(牡4歳)にクビ差かわされたが、世界に日本競馬のレベルの高さを誇示した。(尚余談だが、両馬の騎手は日本馬にも騎乗し、有名なスミヨンとぺリエである。)
このオルフェーブルの父馬はステイゴールド(現在18歳現役種牡馬)、母の父(母方の祖父)は、メジロマックイーンで現在この組み合わせは、他にもクラシック戦線で数々の名馬を輩出し、黄金配合と呼ばれている。
そしてステイゴールドの父馬(父方の祖父)が、かの有名なサンデーサイレンスである。
そもそもサンデーサイレンスは、1986年米国で出生、14戦9勝(うちG1レース7勝)とそれなりの成績を残し1991年北海道社台スタリオンで種牡馬入り。95年から2007年まで13年連続リーデイングサイヤーに輝く。2002年心不全のため16歳で死亡(没後10年) その間三冠馬もデイープインパクト他多数輩出、G1レース出走馬の半数以上がサンデーサイレンス産駒のレースも有ったくらい日本競馬界を席捲した。
現在サンデーサイレンスの孫種牡馬も頭角を現し一方海外G1でも直子、直孫子が大活躍している名種牡馬である。
社台スタリオンの購入価格は、諸経費込み約20億円でバブル当時としても高額だが、シンジケート(ファンド)を組んだら、申込者が殺到した。
専門家によると、「筋肉の質が、強くて柔らかい所謂黒人のような体質で内臓がそれに見合う丈夫で活発、しかも性格が負けず嫌いで激しい上に、畑(繁殖牝馬)の個性、能力を最大限引き出す体質」との話。
人間でもプロ野球、体操など親子共の一流選手が多いし、学校の徒競走でも足の速い親の子供は、大体足が速かった記憶である。
今後当分サンデーサイレンスは、伝説の名種牡馬として、世界にその名を刻むのは、間違いないと思う。
※千村本人は、毎週日曜日国営競馬のメインレース1Rのみ、定額インターネット投票し、楽しむ市井の一人に過ぎません。